老舗バルブメーカー マサル工業株式会社様と既存バルブに後付けできるスマートバルブを開発

マサル工業株式会社と株式会社笑農和は、マサル工業製の農業用給水栓MH型フィールドバルブ(対応サイズ50φ、75φ)に取り付けて利用する、笑農和が新規開発したスマートバルブ「paditch valve 01(パディッチバルブゼロワン)」の販売で協業を開始します。

「paditch valve 01」は、遠隔操作・自動制御により水田の水位管理を省力化できるサービスで、従来から笑農和が提供してきた開水路向けのスマート水田サービス「paditch」のノウハウをベースに、農研機構生研支援センター「革新的技術開発・緊急展開事業(うち経営体強化プロジェクト)」の支援を受けて、水田パイプライン用に新規開発したものです。

※8月29日発表のプレスリリース「農業ITベンチャーと老舗バルブメーカーがタッグ 既存バルブに後付けできる低価格スマートバルブの販売を開始」の全文はこちら

主な特徴

既存のバルブに後付け

「paditch valve 01」は、既存の水田パイプライン用バルブに専用のアタッチメントで連結して利用します。これにより、バルブ本体の交換工事を行うことなく、すでに設置されているバルブをスマート化することが可能となります。

低価格

既存のバルブと連結する方式の採用、部品点数の削減などによりコストを抑制し、従来製品と比較して圧倒的なな導入コストの削減を可能としました。

LPWAによりランニングコストを抑制

「paditch valve 01」は農業者が複数のスマートバルブを利用することを想定し、通信回線の集約が可能なLPWA通信技術として、LoRaWANを採用しました。これにより、従来は1台ごとに必要とされていた携帯電話回線を省いてLPWA基地局のみに集約することで、ランニングコストを大幅に抑制します。

サービスイメージ

「paditch valve 01」は、「paditch valve 01」本体と、専用の水田センサー、LPWA基地局屋内、操作のためのアプリケーションを組み合わせて利用するセット商品です。

現地事前調査サービス

スタッフがお客様のもとへお伺いし、LPWA基地局(屋内)と、バルブ・専用の水田センサーの設置予定場所での電波の環境調査を行います。LoRaWANでは長距離の接続が可能ですが、地形・遮蔽物などの環境により接続できない場合があります。また必要に応じてLPWA基地局(屋内)を複数設置する必要がある場合があります。

導入後のトラブルを避けるためにも、しっかりと事前調査のうえ、最適な状態をより安いコストで実現できるよう、豊富な知識やノウハウによりご提案させていただきます。

導入の大まかな流れ

事前調査お申し込み

Webからお申し込みください。

現地事前調査(スタッフ)

・早期申し込み無料(先着10社無料)
・LoRaWANの電波など、環境調査
・paditch valveのご提案

お申し込み

初期設定(スタッフ)

・早期申し込み無料(先着10社無料)
・LPWA基地局(屋内)、paditch valve対応のクラウドアプリ「paditch cockpit」などの設定のうえ、商品をお客様のもとへ

製品の設置・動作確認(お客さま)

・既存のバルブに専用アタッチメントとpaditch valve01を設置
・同じ水田に専用の水田センサーを設置 ・ご要望があれば現地での導入支援も行います。

現地事前調査のお申し込みはこちらから

2019年11月からの申し込み受付開始に先立ち、「paditch valve」の設置可否を診断するための現地事前調査を無料で行います。
現地調査をご希望の方は、以下のバナーからお願いいたします。
(現地調査は9月1日から順に行います。)

現地事前調査(無料)のお申し込み